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なぜ働いていると本が読めなくなるのか
¥1,100
三宅香帆 著 2024年 仕事をしていると読書ができない。時間ができても、ぼんやりスマホを見てしまう。 「本も読めないような働き方が普通とされている社会っておかしくない?」 日本における読書と労働の歴史をひもとき、「読めなくなる」理由をときあかす。筆者による現代人の労働への「提言」まで、ぜひ読んでほしい一冊。
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がんばることをやめられない
¥1,650
鈴木裕介 著 2023年 人から認めてもらえても、「これくらいでいいか」と思えない。友達相手でも、接待のように相手に合わせてしまう。親しくなるのがこわい。見捨てられるのがこわい。性格のせいだと思いがちな、コントロールできない感情の動きは、誰もが持ちうる「トラウマ」とつながっていた。 自分のなかの「仲良くなれない自分」と向き合い、新たな気づきをくれる一冊。
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生きのびるための事務
¥1,760
坂口恭平 原作/道草晴子 漫画 2024年 「イメージできることは全て現実になるんだよ。ただ誰もやってないだけ」「どうせ最後は上手くいく」やりたいことを実現するのに必要なのは《事務》。一般的にイメージされるものとは異なる、どんな仕事にも必要な「事務員の仕事」とは。不安や失敗に押しつぶされず「生きのびる」すべを綴った本。
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死のやわらかい
¥1,650
鳥さんの瞼 著 2024年 作者第一歌集。つねに傍らにある「死」とともに、日常のなかにあるひと、ものを見つめ詠まれた歌たち。岡本真帆、林あまり、東直子による「栞」も。
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ここはすべての夜明けまえ
¥1,430
間宮改衣 著 2024年 いやだったこと、いたかったこと、 しあわせだったこと、あいしたこと、 一生わすれたくないとねがったこと (帯より引用) 「何も情報を入れずに読んでほしい」の声多数、話題のSF。作者デビュー作。
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天幕のジャードゥーガル 2巻
¥693
トマトスープ 著 2023年 トゥースの学者一家に仕えながら「知」の重要性を学んでいたシタラは、モンゴル帝国の襲来により街を追われ主を失った。捕虜となったシタラはファーティマと名乗り復讐を心に誓う。チンギス・カンの死に揺れる帝国で、ファーティマが動き出す。
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天幕のジャードゥーガル 1巻
¥660
トマトスープ 著 2022年 時は13世紀、イラン東部の都市トゥースへやってきた奴隷の少女シタラは、預けられた学者の家で「知識」という「武器」に出会う。のちに魔女と呼ばれる少女の激動の人生譚。
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1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい
¥1,980
小沼理 著 2022年 新型コロナウイルスに端を発し、社会が激動した三年間。それでも続いていく日々のなか、日記を書くことは、現代日本で生きる一人のゲイ男性としての「アクティヴィズム」でもあった。フリーランスライターとして活動する筆者の軌跡。
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夜明けのすべて
¥803
瀬尾まいこ 著 2020年 重いPMS(月経前症候群)で月に一度感情がコントロールできなくなる藤沢さんは、パニック障害を抱えて生きがいも気力も失っていた山添くんと出会う。恋人でも友だちでもないけれど、互いを救い合うことはできる、と気づいていく二人の物語。映画化仕様帯つき。
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神と黒蟹県
¥1,980
絲山秋子 著 2023年 著者が創り出した架空の「地味県」黒蟹県を舞台に、そこで暮らす人々、そして半知半能の「神」がおりなすリアルかつユーモラスな連作短編。冒頭の黒蟹県周辺地図、各章末の虚実入り交じった用語集など細部まで楽しい一冊。
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くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話
¥1,540
ヤマザキOKコンピュータ 著 2020年 通いやすい銀行にお金を預け、手に入りやすいものばかり買っていたら、日本中どこに行っても変わらない「くそつまらない」街が延々と広がってしまった。来るべき「くそ笑える」未来を見据え、お金との等身大の付き合い方を提案する本。
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私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない
¥1,870
イ・ミンギョン 著 すんみ・小山内園子 訳 2018年 2016年のソウル・江南駅女性刺殺事件をきっかけとして大きく盛り上がった韓国フェミニズム・ムーブメント。性差別者(セクシスト)たちに対し、彼女たちはどのようなことばを用いて対話をしてきたのか。ムーブメントの原点を伝える一冊。